機材レビュー: 人物撮影の必須品! フラッシュベンダーL 2

携帯性と機能性が抜群のディフューザー

ウワサのフラッシュベンダーソフトボックスを買ってみて、コミケで実戦運用をレビューしてみた。これは良い!コスプレに最適な一品だ!

フラッシュベンダーLの作例はこちら:C881日目2日目3日目

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大掛かりなスタジオセッティングが使えない、イベント等でカメラのストロボ一本しか使えない場面ではフラッシュベンダーは有力な選択候補に入るだろう。

ストロボディフューザーのもうひとつの選択候補にはラウンドフラッシュがある。筆者はまだ使ったことないが、そちらも拡散率は良さそうな感じ。しかも丸いキャッチライトができるのもまた面白い。携帯性については使ったことないのでコメントできない。機会があれば一度試してみたい機材だ。

利点その1:広範囲ディフューザーと自由な発想

ストロボの光を柔らかくし、広範囲に拡散させる。Lサイズは相当大きく、その拡散率も範囲も伊達ではない。XLサイズも発売されているが、カメラに付けて使うにはちょっと大きすぎる気がする。

フラッシュ光が一点に集中せず、満遍なく全身に当たっているため、コミケに多い逆光撮影もかなり楽だった。これは後の編集の作業効率に影響する。

後、取り付けはマジックテープ方式なので、発想次第では色んな付け方が出来る。個人的にはこの良く分からないサイドスタイル(勝手に命名)が好き。

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縦方向でも光が縦に拡散、利に適ったスタイル

これでフラッシュブラケット要らずだ!

 

  • 横で撮影する際は光が横から当たり、顔に良い感じの影を作る上に、横に長く拡散できる。
  • 縦で撮影する際は光が縦方向に広がり、全身に当たる上に、微妙に横にズレているせいで良い感じの影で立体感を生み出す。

と擬似的なフラッシュブラケット効果も再現できる。

  • フラッシュベンダーL

個人的にはM、LとXLを一通り使った感想としては、Lサイズは携帯性と機能性のバランスが良く、一番気に入っている。

  • フラッシュベンダーS

Mサイズ(多分、現Sサイズ)の効果はもちろん馬鹿にできない上にLサイズより携帯性が優れているという利点があり、Lサイズが大きすぎると思った方にも一考の価値はある。入門機一眼レフ(キヤノンのKissシリーズなど)を使っていて機材の大きさが気になる方にはオススメかと。

  • フラッシュベンダーXL

XLサイズは友人の使ったことあるが、どちらかと言えば移動の少ない撮影会かイベント向けという印象を受けた。逆に言えば、移動が負担にはならないイベントでは強力な機材になりうるだろう。

利点その2:持ち運びやすい。:

何よりも布とワイヤーで出来ているため、カバンの適当な隙間に放り込めば持ち運べる優れもの。これだけ高性能でしかも持ち運びやすい。

7月末、ワンフェスから帰る際にフラッシュベンダー旧Mサイズを落とし、筆者は深い絶望に包まれた。

機材を損失したことよりも、「これ来週のコスサミまでに注文しても間に合うか?」の絶望感の方が凄まじかった。それぐらいフラッシュベンダーに頼っているということです。

ちなみにコスサミ当日は何を血迷ったのか、ダンボールとガムテープと余った布でソフトボックスを自作し、取材に挑んだ。結果だけを見れば悪くなく、突貫工事にしては良い仕事をしてくれた(コスサミ2015のレッドカーペット土曜日日曜日参照)

しかし、撮影前後の段取りで見ると携帯性がまるで皆無。折りたためないため、カバンの大半のスペースを圧迫することに...南無。逆に言えば、持ち運びの問題さえ無ければ悪くはない装備とも言える。

フラッシュベンダーLの欠点:携帯性皆無

Lサイズは気軽に撮りたい方には薦めません。携帯性が気軽ではないから。ただ、実際にワンフェスで運用した感想としてはSサイズは言うほど邪魔にならず、気軽に使えたりする。

装備するとカメラの取り回しが悪くなる。コミケで運用した経験としては、カメラを肩か頭に担がないと移動できないぐらい不便だったりした。

この辺はアレだよ、もう既にただでさえ重い一眼レフにストロボを付けている時点で多少取り回しや携帯性が悪くなっても今更感がある。割り切るしかない。逆に言えば、使う覚悟と気合さえあれば欠点なんて無いも同然

後、使っていて気になった点としてはストロボに対する負担。サイズがかなり大きく、イベント等でカメラを振り回していると、ストロボの間接部分に負担をかけている気がする。

頑丈なストロボで使うか、扱いに気をつけるかなどしての対策が必要かと。

そしてカメラが一回り大きくなるので混雑している場所では気をつける必要がある。落ちたら9000円の損失なので(案外落ちる時は落ちる。油断しないように。ワンフェスで落とした経験故、コミケではかなりドキドキした)

フラッシュベンダー総評:

布切れに9000円はどうよ?と自分も半信半疑で買ってみたが、使えば分かる。扱い辛くなくなる欠点があるものの、それに見合う十分な効果はある。

追記:フラッシュベンダー作例比較

長くなったが、では実際にストロボあり(直当て)、フラッシュベンダーS、フラッシュベンダーLの比較。今回のコミケ三日間がフラッシュベンダーの初実戦投入だったから、まだ研究の余地はあると思うが、それでも満足の行く完成を見せてくれた。撮影状況や被写体が違うため、フェアな比較ではないかもしれないが、参考にしてもらえたら幸いです。

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ストロボ直当て(クリックで拡大)

ストロボ直当ての作例。顔にコントラストの強い影が残っている。

フラッシュベンダーS(クリックで拡大)

フラッシュベンダーS(クリックで拡大)

フラッシュベンダーSの作例。光が全体的に広がり、影が薄くなっている。

ダンボールベンダー(クリックで拡大)

ダンボールベンダー(クリックで拡大)

ダンボールベンダー作例(クリックで拡大)

ダンボールベンダー作例(クリックで拡大)

自作ダンボールベンダーの作例。帽子の影は流石に消せなかったが、良い仕事をしてくれた(持ち運びは最悪だけれど)

フラッシュベンダーL(クリックで拡大)

フラッシュベンダーL(クリックで拡大)

フラッシュベンダーLの作例。光が全体的に広がり影を最小限に抑えている。