カルチャーショック:ブラジルチュロスと日本チュロスの違い

何故だ!何故日本のチュロスは中にキャラメルを入れないんだ!これはチュロスを愛する一人のブラジルが描く、悲劇の物語であった…

 

来日してからはもう久しい。生まれ育った故郷よりも日本に在住している年月の方が長く、今となってはこの国の文化や言葉などにはもう慣れた。しかし、未だに慣れない理不尽、受け入れていない不条理なものもまたある。

何故日本のチュロスは中に生キャラメルが入っていないのか?

十何年経っても未だにこの事実だけは受け入れられない。何故だ?納得できる理由がない。

そもそもの大前提、穴があれば何かを入れたくなるのが人間の性ではないのだろうか?チュロスの穴を空洞にしておく合理的な理由は果たしてあるのだろうか?否、断じて否だ。チュロスを空洞にして良い合理的な理由なんてどこにもない。チュロスといえば生キャラメルの入った棒状の揚げ菓子が常識。

 

ブラジルの一般的なチュロス。穴には生キャラメルクリームがたっぷり入っている

長年住めば自ずと食文化にも慣れてくるが、キャラメルのないチュロスだけはどうしても慣れない

むしろ日本のチュロスこそスタンダード?

よく日本の常識は世界から孤立している、文字通りのガラパゴスと言われているが、ことチュロスに関しては世界スタンダードに準じているようだ。

知り合いのアメリカ人とカナダ人と遊びに行ったとある日、事件は起きた。

「でも日本のチュロスはキャラメル入ってないからつまんないよなー」

アメリカ人「??????」

カナダ「キャラメル?」

「え?」

凍りつく周囲の空気。不穏な雰囲気。もしかして自分は何か地雷を踏んだのか?とさえ思いたくなるようなシチュエーション。しかも一人ならまだしも二人同時でのこの反応、只事ではない。日本人ならこういうだろう:ヤバイ

アメリカ人「キャラメル?いや?アメリカと同じだよ?」

そうか、なるほど。この状況はむしろ自分の常識が間違っていたパターンか。思えば映画館やデ○ズニーのチュロスは何も入っていない、つまりむしろブラジルのチュロスの方が異常だったのか。狂っているのは自分の方だったのか。

後にスペイン料理店で食べたチュロスは小皿に容易されたチョコクリームに浸けて食べるタイプだったことを鑑みるとやっぱり南米の方こそチュロス界のガラパゴスだったと結論付けるしかない。

日本にもあったぞ!クリーム入りチュロス!

だが、世の中は悲しいことばかりではない。検索してみたら、なんと!東京の池袋にクリーム入りのチュロスを販売している専門店があるのではないか!

東京の池袋にあるチュロスター(http://www.churrostar.jp/index.html)では様々な味の南米チュロスが味わえるらしい!ああ、でもキャラメル味は無いのか…「南米スタイル」と書いてある辺り、やっぱり南米のスタンダードの方こそ異常だったのか

人類からすれば小さな一歩かもしれないが、日本のチュロス界隈からすれば大きな一歩だ。三重県にまでとは言わないが、名古屋市にも店舗を出して欲しいところだ。

もっとも、日本全国にあるブラジルショップに行けば大体一本300円前後で買えたりするので、もし機会があればぜひ一度本場ブラジルのチュロスを味わってみてくれ!激甘だから

 

次回予告!

ブラジルを離れている間、本場のチュロス界隈は更なる高み、新たなるステージへと進化をしていた…

つづく(?)

追記:自分で作るのも手?

アマゾンで探してみたらどうやら自家製チュロスを作るためのものもあるみたいなので、最悪の場合は自分で作るしかないのか…